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杉崎賢次郎の365日旅

杉崎賢次郎が日本全国で発見した驚き、楽しみを感じることができるものを日々お伝えしていきます。

杉﨑賢次郎 いまだに昔のバイクが売れている理由

さて、今回杉﨑賢次郎がお届けする情報は、「なぜ昔のバイクが未だに売れているのか」ということについてです。どう考えても昔のバイクよりも今のバイクの方が機能・性能面で優っていることは明白ですが、にもかかわらず売れていることにはそれなりの意味がある訳です。

まず最初に知ってほしいことは、「昔のバイクに性能を求めている人はいない」という点です。尤も、性能的に非常に高いポテンシャルを誇る昔のバイク(旧車)もありますが、だとしても最新のバイクに比べれば比較にならない程の性能差があります。

売れている理由は、旧車に対して性能を求めている訳では無く「ステータス」を求めている人が多いという点です。例えば、有名な旧車で言えば「ZⅡ」や「マッハ」、「CB400FOUR」、「CB350F」、「RZ」などがあります。これらの旧車は、それぞれ時代を象徴するようなバイク達で、性能は当時で言えば他を圧倒するような衝撃を与えました。

今でこそ敢えて評価するような性能ではありませんが、当時の基準で言えば非常に高性能だったことは事実です。また、その時期に「バイクブーム」が起こっていることもあって、非常に様々な特徴を持ったバイクが登場した時期でもあります。各メーカーが趣向を凝らしたバイクを作成し、特徴的なディテール・特徴的な機能と言った点を重視しやすい傾向になりました。

基本的な性能を向上させることはもちろん大切ですが、それ以上に「見た目を重視」したバイクが多く登場したこともあり、「単純にカッコいい」と思えるバイクがこの時期に多いことも影響しているのかもしれません。

また、バイクそのものの性能は無視して「プレミアム価値」が付いたことで人気が高まっている場合もあります。前述したものの中で言えば「ZⅡ」はその筆頭と言っても良いほど代表的なバイクで、少なくともバイクに関して多少の知識を持っている人ならば一度は耳にしたことがあるバイクでしょう。

このZⅡというのは、Kawasakiからリリースされた750cc(通称ナナハン)の排気量を持つバイクです。当時は圧倒的な性能を売り文句にして発売されたわけですが、「曲がらない・止まらない」という評価をされることも少なくありません。とは言え、それは現代のバイクと比較しているからこそそう感じてしまう部分も少なくないので、時代的に考えれば十分な性能は持っていると言えるでしょう。

今でこそ「バイクの王様」の様な評価を得ている部分もありますが、状態の良いものならば未だに100万円以上の価格で取引されることもあるほどです。少々極端な例になってしまっていますが、「懐古心・プレミア感」によって高い人気を誇っているということが多いのですが、それを抜きにしても「単純にカッコいいと思えるバイクが多い」というバイクらしさも人気が続いている大きな要因と言えるでしょう。以上、杉﨑賢次郎がお届けしました。