杉崎賢次郎の365日旅

杉崎賢次郎が日本全国で発見した驚き、楽しみを感じることができるものを日々お伝えしていきます。

杉﨑賢次郎 バイクは新車か中古車か?

バイクは新車で購入した方が良いのか、それとも中古車で購入した方が良いのか」という点で悩んだことがあるユーザーは少なくないでしょう。そんなバイク選びで迷うポイントを解決するためのアドバイスを杉﨑賢次郎がお届けします。

さて、早速ですが「バイクにおける新車と中古車の一番の違いは何か」と言うと、それは「コスト」です。購入する段階で発生するコストはもちろん違いますが、それよりも大きな影響を与えるものは「ランニングコスト」と呼ばれる部分です。

購入したバイクを長く乗る為には、当然ながらメンテナンスが必須となります。例えば、ヘッドライトやウィンカーの電球(LED含む)が切れてしまった時には交換が必要になりますし、バッテリーも定期的に交換していく必要があります。また、ブレーキフルードやオイル類、タイヤやブレーキと言った部分も定期的なメンテナンスが必要になり、その時々に応じてコストがかかってきます。

と言っても、こうしたメンテナンスコストに関しては新車も中古車も大きく変わるものではなく、どちらにしても一定程度のコストが発生することは免れません。いわゆる「消耗品」に関しては使用量に応じて摩耗していきますし、使用量が少なくとも経年劣化によって交換が必要になってきます。その為、新車であっても中古車であっても一定のコストが発生する状況は避けることが出来ない訳で、状況に関係なく最低限度のコストは覚悟しなければいけません。

しかし、大切なことはこの先です。前述した様な「簡単に交換が可能な部分」についてのメンテナンスコストはそれほど高くはないですし、やろうと思えば自分でメンテナンスを行うことも出来ます。専門的な知識が無ければショップに依頼せざるを得ないのではないかと思うことなかれ、これら程度のメンテナンスであれば全く知識がない人でもサポートマニュアルなどを読みながら十分に対応することが出来ます。

ところが、「エンジン内部のメンテナンス」に関しては素人では太刀打ちできない部分も多くあります。ある程度の知識や経験がある人ならば自分でメンテナンスを行うことも可能ですが、場合によってはそこでのちょっとした失敗がバイクを使用不能な状態に陥れてしまう可能性もあるので迷うポイントです。プロに依頼すれば、万が一重大なミスが起こった場合であっても保証してもらえる可能性は低くない為、より高い安全性を求める場合はプロに依頼した方が賢明です。

ただ、大掛かりなメンテナンスは数十万円単位のコストが必要になることも少なくない為、どうしても迷うことが多くなります。そして、その頻度は中古車の方が圧倒的に多くなるため、最終的なランニングコストが新車と比べて数倍になってしまう可能性もあるというのが大きな違いです。

とは言え、全てのバイクがそうした状況になると言う訳ではありませんし、新車だとしても重大なトラブルが発生する可能性はあります。そのリスクの大きさが違うというだけの話ですが、知らなければ判断できない要素でもあるのでしっかり覚えておきましょう。以上、杉﨑賢次郎がお送りしました。